購入までの道程〜③売買契約
内覧して、買います!と決めてからの流れ。
調べたらいろいろ出てくると思うけど、実体験として今回のケースではこうでした、というのを記録しておきます。
お金の支払い方とか、ネットで書いてある一般論だと何を用意したらいいかわからなかったんですよね。。。
- 買付申込書を提出する
- 購入金額、手付金、契約締結日と決済期日を記入する必要がある
- 不動産屋さんがアドバイスくれるので自分で決める必要はない
- 購入金額は売主が提示する価格よりちょっと値切って提出するものらしい
- 提示したあと何回か交渉して最終的な金額が決まりました(不動産屋さん同士でやってくれる)
- 物件契約
- 売主さんと予定が合えばいいので、土日でOK
- 手付金を現金で用意しないといけない
- ATMで下ろせないような額なのに、振り込みじゃだめなの?!と衝撃だった
- 限度額以上をおろせるATMなんてあるのね
- 収入印紙1万円が必要
- 1-2時間くらい契約内容の説明を聞くので、前日はよく寝ておくべき。笑
- 土地の所有者の変遷とか聞けるので、体験としては楽しかった
- このときリノベ工事の請負契約も交わした
- ローン本審査
- 火災保険の申込み
- ローンでお金借りるとき(金消契約)には火災保険申し込んでおかないといけない(金融機関による)
- これまた物件が古くてネットからだと申し込みできなかったため、ギリギリになってしまった
- 保険の窓口的なところに行って適当に申し込んだ
- 金消契約
- 銀行での手続きなので、平日の早い時間帯が指定される。有給消費。
- ローンでお金借りて物件代金を支払う他に、諸費用(登記費用、仲介手数料、融資事務手数料、管理費や固定資産税の日割り精算など諸々)の支払いも行う
- 諸費用はまるっと必要な金額を不動産屋さんが計算して出してくれるので、当日までにその金額を銀行口座に振り込んでおく。
- 当日は銀行口座から各々支払先に振り込んでいく。銀行の人が指示してくれるのでひたすら振込依頼票を書く。
これで物件が私のものになりました!
ここまででかかった物件以外の金額は、火災保険5年分も足してほぼきれいに物件代金の1割でした。
そのまま住むならここで終わりですが、リノベはここからが本番です。
余談だけど、物件契約の日も金消契約の日も、さらに遡ると部屋を内覧させていただいた日も雨降ってて、売主さん強烈な雨女なんだと思う。
購入までの道程〜②内覧
内覧は2日で10件見ました。
移動含めてしんどかったので、もうちょっと書面で絞ればよかったかなと思いつつ、現地で見ないと判断のしようがないんですよねー難しい。
内覧する物件を決めるための絞り込み条件は以下にしました。
- 予算
- 駅徒歩15分以内、スーパー徒歩10分以内
- 5階以下
- 高所恐怖症ではまったくなく、むしろ好きなのだけど、居住場所としては8階とかになるとふわふわして落ち着かない
- エレベータが止まったときに自力で登り降りできる範囲がいい
- 虫より鳥が怖いので、ベランダに鳥が止まったりしたら泣いちゃう(本命の理由)
- エレベータがあること・管理会社が入っていること
- これは仲介会社さんのほうで条件に入れてくれた
この条件だとわりと対象が多かったので、1回目は職場に近いところからピックアップ。
1件、まわりの雰囲気もいいし繁華街も近くて、条件的には申し分ないところがありました。
譲れない条件は満たしている・雰囲気も悪くない、管理状態もいいし、もうここですよね! 立地がいいから資産価値も落ちませんよ! と推されたけど、
どうにも踏ん切りがつかずに保留にしました。
2回目は沿線を絞って物件を選びました。
人気沿線で物件価格も高い傾向にあるから、最初は条件に加えるのを躊躇っていたのですが、
1回目の内覧のとき、この沿線以外だったらその点だけで自分の中のランクを下げちゃっていたので、絞り込んじゃったほうが早いとなりました。
あとから考えると、私はいいところがあったらね〜のスタンスだったんだから、希望を妥協する必要はなかったんですよね。
条件には優先順位をつけてと言われますけど、条件と優先順位に加えて、期限もパラメータに入れないと、軸がぶれます。
妥協してでも購入させたかったのは、リノベ会社の都合だよ。
2回めも、まあ悪くないかな程度のところが続いて、どうやって選べばいいんだろうと悩んでいたところで、最後にまわった物件が運命でした。
外観に一目惚れしました。
「悪くない」程度で妥協しなければという無意識の諦めがあったことに、このマンションを見てはじめて気づいたのです。
築古で旧耐震というのが欠点だけど、ハザードマップ上も問題がないし、梁や壊せない壁のないリノベしやすい構造だし、築年数以外の欠点がなかった。
この日も返事は保留にして1週間くらい悩んだけど、マリッジブルーみたいなもので、結論は最初から決まっていました。
買付を申し込んでからは期限のある手続きが続くので、これ以降やたら忙しかったですね……
手続きまわりとお金の話は次の記事で。
購入までの道程〜①リノベ会社に申し込み
全体のスケジュールはこんな感じでした。
- [8月中旬]リノベ会社の説明会に参加
- [9月上旬]内覧
- [9月下旬]購入意思決定、買付申し込み
- [10月上旬]物件売買契約
- [11月中旬]金消契約
- [11月〜12月]リノベーション設計
- [1月〜3月]内装工事
- [3月下旬]物件引き渡し、引っ越し
全体で約7ヶ月ですね。
気に入る物件がわりと早くに見つかったので、トントン拍子に進んだほうだと思われますが、
買付申し込み以降は巻こうと思えばもっと巻けたと思います。
私はとくに急いではいなかったのでこうなりました。
さて、まず私はリノベの説明会に参加するところからはじめました。
不動産の仲介からリノベ工事まで一括でやってくれるところです。
軽い気持ちで説明会に申し込んで、そのまま軽い気持ちで物件探しの申し込みしました。
2社聞いて片方はお断りしたりしましたがそのあたりは割愛。サービス内容や進め方はどちらも大差なかったです。
リノベまで一括で請け負う会社も探せばたくさんありますが、深く考えずインスタの広告で出てきたところにしました。
後々雑誌とかでリノベ事例を見ていると、好きなテイストを手掛けているところにお願いしましたとおっしゃっている方が散見され、会社選びから真面目に考えるべきだったか!と気づいたのですが……
私は可愛くてあたたかみのあるテイストが好きなのだけど、お願いしたところは都会的でスタイリッシュなイメージが強かったんですよね。
もちろんデザイン段階でこちらの好みはヒヤリングされますけど、
次にやるならもっと振り切ってアンティークなお部屋作ってくれるところでやりたいなー。
家を買ったきっかけと中古リノベに決めた理由
こんなタイトルだけど、明確にきっかけとかはないです。
家を買った話をするとよく理由を訊かれるので、30代のうちに家を買いたかったんですーとか適当なこと答えるけど(じゃあなんでそう決めてたの?と突っ込んでくる人はいない)、
そんな事実はない。
32歳くらいまでは、一生賃貸派でした。
つまり最近までですね!
住む場所を、ひいては人生を固定してしまうことがいやだったのです。
転職するときに縛りが発生するし、災害があったときのダメージも大きい。
ずっと地方在住だけど、次に転職するときは東京に出てみたかった。
遠征するタイプのオタクなので、東京住まいは魅力的だった。
せっかく独り身なのだから、軽やかに生きていたかったのです。
その考え方が変わったのは、やっぱり、コロナがあったからです。
おうち時間を大切に云々という、巷で分析されている理由もまんま当てはまるし、
職業柄フルリモート前提の求人も珍しくないので、転職のこと気にする必要もなくなった。
実家が近いおかげで移動制限下でもすぐ帰れたし。
なにより遠征する機会がなくなったことが効きました。
遠征しなけりゃしないでなんとかなると気づいてしまった。オタクは正気に返ったらおしまいなのよ。
賃貸は賃貸で、ひとの家に住まわせてもらっている感から生じる煩わしさあるしね。
以上が、賃貸でなくてもいいと考えるようになった理由。
中古リノベに決めた理由は明快で、分譲マンションの間取りが一人暮らしに向かないからです。
もともと新築ぴかぴかのマンションに興味がなく、和室のある団地にあこがれてしました。
で、URの団地を見ているときに、リノベーションという選択肢に出会ったのです。
躯体はレトロマンション、中は好きに部屋数も自分に合わせられるなんて最高ではなくて?
買うかどうかは別として、もし買うなら中古リノベ一択になりました。
そしてちょっと興味がある程度の気持ちでリノベの説明会に赴いたら、なんだかんだご縁があって数ヶ月のうちにマンションを買うことになっていたのです。
34歳の誕生日、家を買いました。
34歳一人暮らし、会社員。
人生の一大イベントのひとつ、マイホーム購入という通過儀礼を経験したので、記録を残すためにブログを立ち上げました。
購入したのは築50年の中古マンション。フルリノベしました。
一人暮らしでマンション購入てどうなん? 中古マンションてどうなん? と不安の中進めたマンション購入の道程だったので、似た境遇の方の参考になる部分があるといいな。
参考になるといいなーと言いつつ、人に読まれることを想定してブログを書くのははじめてなので緊張する!
想定していても実際読まれるかどうかはわかりませんけども。自意識の問題です。
この記事のタイトルは好きな少女小説のもじりです。
ブログタイトルにしようと思ってたけどちょっと恥ずかしくなり記事タイトルに格下げしてしまった。
ブログタイトルどうしよう。