日々是水鏡

独り身の暮らしのこと

リノベの道程〜②設計その2・見積もり編

前回の続きです。
change-my-world.hatenadiary.jp 2回目の打ち合わせまでで大まかな設計はできたので、工事費用の見積もりを出してもらいつつ細かいところを詰めていきます。

第3回:見積もり提示、照明などの確認

見積

最初に間取りを見たときから、感じてはいたんですよ。
これ、予算はまらなくない?と。
3回目の打ち合わせは冒頭で概算見積を見せてくれたのですが、私が肌感で見積もっていた金額とほぼ同じでした。
私の見積精度すごい! でも予算にははまらない!
リノベ雑誌で事例と金額を見ていたら、素人でもわかるようになるものですね。

はまらないのでは?と思いつつ何も言わずにここまで来たのは、予算感にあわせるところは設計士のほうで調整してくるだろうと思っていたからです。
ここまで、金額上ブレするような要望は出してないですし。
設計士さんも、もちろん、予算は考慮して設計してくれてはいたのです。
ただ、設計士さんにインプットされていた予算感が、私の思っていたのと違っていたのです。

物件購入とリフォームを同時にやる場合、物件費用と工事費用が一体のローンを組むのが一般的です。金利が安いから。私もそうしました。
この場合、まだリフォーム代金が定まっていないから、工事費用の部分は仮の金額で借ります。差額は確定してから返済します。
この借りた工事費用がリノベの予算なわけですが、これは「上ブレすると困る」額なんですよ。借りてるのこれだけだから、上ブレしたら手元資金から出さないといけない。(追加で借り入れする手もあるんだろうけど、たぶん住宅ローン扱いにならなくて金利高い)
リノベは、解体してから問題が見つかって追加工事が必要になったりするものと聞きます。
さらに、今は解体時にアスベストの検査が必須になっていて、アスベストが検出されたら撤去費用もかかってきます。
工事費用が見積より上ブレする可能性は、それなりにあるわけです。

そんなわけで、上限を800万円として、基本的には500万くらいが予算だと、私は営業に伝えていました。(金額は仮です。ちなみにフルリノベで500万は結構厳しいと思う)
でも、なぜか、営業から設計士さんにインプットしたときに、上限予算の800万だけ伝えられていたんですよ!
当時はそこの連携不足は突っ込まなかったし、今に至るまで伝えてないけど、めちゃくちゃ怒ってるし二度とこの会社使うもんかとは思ってますね……そもそも二度目がある可能性が低いのが残念ですけど……
腹立たしいのは、このときの打ち合わせは設計士さんのみだったので、設計士さん責めても仕方なかったことです。怒るタイミング逃した。

上限スレスレは飲める見積ではなかったので、精査して金額を減らしました。
建材はそもそも下限を攻めてたので、造作家具をなくす(2つ)、小上がりの高さを低くする、と家具工事をなくすことで100万ほどスリム化して、
それでも予算オーバーではあるけど許容範囲かと飲み込みました。
大きい本棚が結構金額に響いてたので、そこ減らしたくなかったし……

小上がり、もともとは30cmで下に引き出しがつく構想だったけど、15cmの引き出しなしになりました。
高さを出さなくていいなら支えが少なくなって費用が減らせるらしい。
15cmだとベンチのように腰掛けるとは行かないので、本当はもうちょっと高さほしいけど、逆にいうと歩く延長線で昇れる高さになったので、まあ良し悪しですね。
収納は減ったけど、WICの収納量が多いのでそこはぜんぜん問題にならなかった。
最近ゆるミニマリスト目指してるし、なんなら広すぎて収納余ってる全体的に。

照明など

照明の位置・種類、スイッチの場所、コンセントの場所の確認。
設計士さんが案を作ってくれるので、それを見ながら足りないところがないか確認していく。
生活していく上で一番大事なところですよね。

賃貸は部屋に2箇所2口ずつとかしかないことが多く、部屋の隅から延長コード延ばしてると掃除もしにくくてストレスフルだったので、コンセントの充実した今の家、パラダイスです。
部屋の中央にコンセント口を設けるために、キッチンを少し段差つけてもらいました。床にコンセント埋め込みができなかったので。
おかげで引っ越しのとき延長コードすべて処分できました。

スイッチは結構考えるのが難しかったし、引っ越して2ヶ月経っても未だにちょっと違和感あるところがある。
リビングは4つ照明があるけど、奥のひとつだけが入り口のスイッチで消せないこととか。
消し忘れたとき、部屋に戻ってスイッチ消さないといけない。
あと2つスイッチあるところの上下が直観に反していたり。そこまで設計で指定していないから、工事の確認のときに指摘すべきだったのかもしれない。

照明は、もっとむずかしかった。
基本的には出された案そのままで、白色光より電球色が好きと伝えただけです。
ダクトレールに自分で好きな照明つけたらいいんだけど、最初につけてもらったシンプルなやつだけで過ごしている。
ペンダントライトめちゃくちゃ可愛いのがいっぱいあって、ありすぎて選べなくて無理です。
寝室の照明が白色光で、WICの照明が電球色なのは失敗したなと思っている。
寝室としては眩しすぎて1回も活用してない。リビングの照明から漏れる光で十分。
WICは本読むスペースなので、逆に明るくしてよかった。
むずいよー。

第4回:最終確認

このときのメモ残してないけど、最終回なので正式見積出してもらって、細かいところ再確認しただけだったはず。
システムキッチンは既存利用だけどキッチンパネルは新しくするということで、キッチンパネルの選定とか。
一口に白いキッチンパネルといっても、白だけで3パターンくらいある。正直どれでもいい……となる微妙すぎる色の違い。
ここだけ標準より高いものを選びました。マグネットがくっつくもの。
ぜったいマグネットついたほうが便利やん?
ただ、使ってみると磁力弱すぎて、普通のパネルに100均のマグネットシート貼ったほうがぜったい良かったと思います。
軽いものだけマグネットフックに引っ掛けてるけど、磁力が弱いからすぐずれる。
教訓:マグネットがつくキッチンパネルには期待するな。


見積に合意したら、いよいよお部屋の解体工事が始まります。