日々是水鏡

独り身の暮らしのこと

意外と台所仕事が好き

リノベの記事書き終えて一回目の更新、何を書こうかな、ここでブログの方向性が決まる、と気負っていたけど、
そろそろ最終更新から1ヶ月になるのでとりあえずなにか書こう。

少ないもので料理する シンプルな台所で、ミニマム・クッキング

今日こういう本を買ってきたので、この本自体はまだ読んでないけど、
台所仕事について徒然。


意外と台所仕事は好きです。
意外と、というのは家庭的な人間に見えない、というような外からの評価の話ではなく、私にとって、私が台所仕事が好きなことが意外。
偏食かつ少食だから食べること自体が嫌いで、早く錠剤ひとつで食事が済む世界になればいいのにと思っている。星新一のSFのように。
だから料理も嫌いで、美味しくなくていいから手間をかけたくないと思っていました。

でも好き嫌い多いから外食も苦手で、仕方なく毎食自炊していたら、数年に一度ブレイクスルーが起こって、どんどん料理が苦にならなくなっていきました。
まず学生時代の一口コンロ・作業場なしの激せま1Kから、社会人になったときにコンロが2口ある物件に引っ越して、料理が格段に楽になりました。
ものすごく設備が充実したキッチンは不要かもしれないけど、最低限作業場はないとまともに料理するのは難しいよ。
今思うと頑張ってたな学生時代の私……
あとはなんかときどき買ったことのない食材(変わったやつではなく。かぼちゃとか椎茸とか、食材としてはふっつーの)を試すようになって、
私、まともに料理できている!という成功体験を得て料理に対する苦手意識が払拭されていきました。
学生時代はキャベツとベーコンとじゃがいもと玉ねぎと卵だけで回してました。逆にすごい。

一番最近のブレイクスルーは、この本を読んだこと。
レシピに頼らない日々のごはん: 7つの料理パターンで、バリエーションは無限大!
とりあえずスーパーで安くなってるものを買って、ただ焼くだけ or オイル蒸しにするだけでいい。
組み合わせとか分量とか考えなくてもいいので、買い物も格段に楽になりました。

さらにフライパンや鍋で炊飯するようになり、またレベルアップしました。
置き場所に困っている炊飯器を断捨離したくて、レンジで炊飯できる土鍋とか買おうかなーと思ってたのですが、
新しいもの買う前にとりあえず手持ちの鍋でやってみようとためしたら、ぜんぜんこれでいいじゃんとなり。
むしろなぜわざわざ炊飯器を使う必要が……?と思うレベルで簡単です。
フライパンでもアルミ鍋でもできるので、その日の主菜に使わないほうで炊飯しています。


食べることは相変わらず義務感からやってるけど、料理という作業そのものは、無心になれてよいです。
何故か自分は料理や家事や生活といったものが嫌いなキャラだという思い込みがあった気がします。
結婚しない→家庭的じゃないという思い込み。
でもずっと一人暮らしなら、むしろ家族がいる人以上に家事は好きじゃないとつらいよね。どの家事も全部一人でやらないといけないからね。

わりと結構自分に対する変な思い込みがあるなあと30代も半ばにして気づいてきた。
今思えば「自分が家を買うことなんてない」「ましてやマンションなんて」というのも思い込みだったしな……